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暇っちょの資産形成ブログ

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2等無人航空機操縦士

■暇っちょの独学例(二等無人航空機操縦士)





目次
1.二等無人航空機操縦士とは?
2.二等無人航空機操縦士の試験内容
3.暇っちょが使ったテキスト
4.合格までの勉強時間
5. 私の感想





1.二等無人航空機操縦士とは?

この資格は、2022年に制定され、航空法に基づいて安全な小型の無人航空機を操縦するための国家資格となります。また、免許ではなく、技能証明といった形となります。技能証明も免許も、スキルや知識を証明することは同じですが、免許はそれがないとやってはいけないといった部分が大きく異なります。近い言い方では、業務独占、名称独占の『名称独占』になるかと思います。

現在は、一等・二等無人航空機操縦士の2種類があります。
一般的に、無人航空機を商業目的で操縦する場合や、一定の条件を超える無人航空機の操作には、航空局や関連する規制機関からの許可・承認が必要となります。2023年12月現在、UAVレーザー・UAV写真測量の場合、この資格の有無に関わらず、一定の手続を行い、航空法を遵守すれば飛行可能です。しかし、近い将来には自動車と同様、公の空を飛行するために必須となるかもしれません。





2.二等無人航空機操縦士の試験内容


1.受験資格
・16歳以上であること
・航空法の規定により国土交通省から本試験の受験が停止されていないこと

2.取得方法
・学科試験の合格
・身体検査の合格
・実技試験の合格

上記3つをパスし、手続きを踏むことで資格取得できます。学科試験は1つの方法となりますが、身体検査は、書類検査(事前の医師による診断書または、自動車免許)、現地での検査等があるようです。また、実技試験に関しては、実地試験に合格する方法と、自動車学校のように登録講習機関にて課程を修了する方法の2通りがあるようです。
暇っちょが選択したのは、学科試験、実技は登録講習機関で修了審査をクリアし、身体試験については車の免許(書類審査)を選択しました。


・『学科試験』
これは、独学でも十分対応できます。国交省のホームページにて掲載される『無人航空機の飛行の安全に関する教則』が基本の範囲となってます。個人差もありますが、全体を読むことで、初心者含め、かなりの人がクリアできるのではないでしょうか?
暇っちょの場合、1回通して読んで十分でした。(4時間もなかったと思います。)確認として、1回読みましたが、仮に勉強せずに受験した場合でも、合格できたかもしれません。

暇っちょは、過去にドローン検定を受験し、ドローンの基礎講習を受けていたため、ほとんど新たに学ぶことはなかったと思います。
敢えていうなら、航空法の改正部分、近年増えてきたドローンのルールに関する部分等の変更点が未知の部分でした。
なので、過去にそういったドローンに関する講習を受けてて、少しでも記憶の片隅に残ってれば、学科試験は比較的に簡単に合格できます。



・登録機関での講習(実技試験)
これは、暇っちょにとって苦しいものでした。教習所ではPhantom4という機体で訓練し、テストしました。一般的にドローンに触れることがある人は良く聞くドローンだと思います。しかし、指定されたコースを限定せずに、動くことは思った以上に難しいものでした。
いいわけですが、測量では普段ルートを作成し、自動飛行することがほぼ全てなので、操縦練習が疎かになってたことが原因です。そもそも難しいのかもしれませんが。。。こちらは、インストラクター(講師)にしっかりコツを学び、触ることが鍵になります。

暇っちょは講習では、講師にも本試験はきっと落ちるといわれ、追加補講をしましたし、さらに個人でトイドローンを購入し、自宅で飛行練習2か月ほどしました。
機体は違ったとしてもプロポ(送信機)のモードが同じであれば、日頃よりドローンの感覚を掴むためには、いい練習になります。
普段自分の車運転してれば、ある日、乗ったことない社有車・レンタカーでも大体運転できてしまうことに似てるのかなって思います。
ラジコンとかに日頃から慣れてると、かなり有利かもしれませんね。

暇っちょの弱点は視力で、特に遠近感に弱いため、苦労しました。暇っちょは片目がよく、片目が悪いので、日頃から遠近感には疎いです。物心ついたころから、視差が1.2以上あります。しかし、車の免許は片方が0.7以上かつ視野の検査で合格してるため、メガネやコンタクトレンズはつけてません。
なので、操縦技術(指先の感覚)があったとしても、遠近感に弱いと、カラーコーンの上なのか、超えてるのかといった判断が曖昧になるので難しいです。

操縦も決して褒められたものではありませんが、暇っちょは、基本の資格に加え、目視外(限定解除)も一緒に受けたのですが、目視外でも減点は少々ありましたが、こちらは余裕でクリアできました。操縦方法は、後ろを向いてカメラのみを見ての操縦という試験です。なので実機を一切みない方がドローンからの視点だと比較的楽でした。もう少しいえば、車だとバックでなければ、車の進行方向と目線が常に同じなのに対し、ドローンでは、機体の進行方向と自分の目が見る方向が異なるので、左右の間隔が難しいかもしれません。



・『身体試験』
運転免許でクリアできるので、多数の人は、難なくクリアできると思います。
運転するという点で視力・操作に問題なければ大丈夫だと思います。障がいがある場合、または操縦に関して不備がある場合については、個々で対応していくしかないでしょう。ちなみに暇っちょも運転免許ありますが、視力・聴力に難ありです。なので、現地検査はできるだけ選択したくないです。






3.暇っちょが使ったテキスト

私が使ったのは、教習所の講習本です。基本国交省のPDFに加え、解説が入った感じのものです。きっとほかの教習所でも同様にあると思います。それで十分です。教習所へ行かない場合、国交省のホームページに掲載されてある教則でいいと思います。




4.合格までの勉強時間

学科試験は4時間でお釣りきました。教習所でもやったため、時間をあけないで学科試験を受験すれば、独学はほとんど必要ありません。とはいえ、個人差があるので、暇っちょのことは参考程度に留めておいてください。実技に関しては、トイドローンによる練習を含めると、2か月やりました。教習所では2日間で学科講習、機体の飛行練習、試験とすべてやってましたので、経験者として申し込むとなかなか大変です。実技試験の内容は、教習所・実地試験でも項目は定められているので、形式は一緒だと思います。通常試験では、スクエア飛行・八の字・GPSを切った安定飛行の練習を行い、目視限定解除では、カメラを見てスクエア飛行、指定されたコーンに飛行といったことをやりました。

1.飛行計画(4問筆記で選択問題でした。)
2.飛行前点検・飛行(自分はスクエア飛行やはちの字飛行)・飛行後点検でした。
3.飛行記録や点検記録の作成
4.口述試験(事故・重大インシデントのどちらかと事故時の対処)
といった試験でした。私としては、2等試験の飛行がとても難しく感じられました。理由としては、日頃の測量では、ルート設定した後は自動運転であり、個人の技能を必要とする飛行はほとんどやっていないためです。また屋外での飛行は十分に障害物から距離を取り、安全に確実を目指す飛行で飛行ルートが指定されることがないため、テクニックや指先の感覚を必要とする飛行は不慣れだったと感じてます。日頃からテクニックを重視するような飛行をする人には簡単な飛行なのかもしれません。





5.私の感想

まずは、アカウント作成や登録については、早めにやる方がいいです。複数のサイトに登録し、関連付けして進めていくことになるので、システムが非常に使いづらいです。『DIPS(ドローン情報基盤システム)』で技能証明申請書番号を取得からスタートしますが、登録講習機関を使う場合は、こちらのシステムにも申し込み手続きを進め、また全体の試験は『無人航空機操縦士試験申込システム』から設定していくので、本当に分かりづらいの一言でした。
全ての試験を合格してから1週間以上のやりとりが続きます。これから取得する人は、早めに手続きを進めていくことをお勧めします。
現在は暇っちょは合格し、最後の手続中ですので、あと1~2週間後には終えてると思います。


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